Interviews
志村
志村"VANESSA"知子
ナパームフィルムズ マネージメント
監督との出会いを教えて下さい。
私が六本木で夜の仕事をしていた時、お客さんとして来たのが監督でした。彼は手下の男を3、4人引き連れて、店の中で大騒ぎをしてましたね。そして私がテーブルにつくと、彼はいきなり私の…というのはまぁ冗談です。東京ファンタスティック映画祭2000に「処刑人」という映画を見に行ったんですが、終映後は電車がないので、なんとなく、いや仕方なく見たのが「VERSUS」でした。ところが「VERSUS」は、私の邦画イメージを一掃しました。男たちの宿命の戦いをクールに描きながら、絶妙なタイミングでコミカルな場面をはさみこむ、このバランス感覚は凄いと思いました。超スピードで展開される破天荒なストーリーにぐいぐい引っ張られ、あっという間にエンディング。こんな映画を作れる日本人がいたことが嬉しくて、後日「一緒に仕事がしたい」と書いたメールを送ったら監督本人から返事がきて会うことになりました。メールに書いた「This is my destiny.(これこそが私の運命)」という言葉に彼は何かを感じたらしいんですが、私は全く覚えてないんですよね。ま、口からでまかせが得意なもんでね。
初めて監督と会った時の印象は?
図々しいことを正々堂々と言う人だな、と。「やることは山ほどあるけど、支払う給料は全くない」と言いきりましたからね。でもちっとも偉そうじゃない。それは彼が裏表がない人間で、映画にかける情熱が決して揺るがないからでしょうね。あとね、初めて会社に行った時、彼はまっ黄色のセーターを着てたんですよ。その姿を見た時「くまのプーさん」にソックリだと思いましたね。
志村さんしか知らない監督の弱点を教えてください。
孤独。一人が嫌いなので、いつも仲間に囲まれてます。
豚肉。映画「ベイブ」を見て「あんなかわいい動物を食べるなんてありえない」らしいです。
私。はっきりいって、甘いですね。
志村さんにとって「北村龍平」とは?
戦友。全ての壁をぶち破って一緒に乗り越えていく大切な仲間。
そして「運命の出会い」って本当にあると教えてくれた人。
「VERSUS」を見たあの日、私の運命は大きく変わった。
たった1本の映画を見て、8年間続けたOL生活を捨て、経験もない、給料もない、成功する保障も何もない会社に飛びこんだ。
よくもこんなクレイジーなことをしたなぁと我ながら不思議。 でも北村龍平にはそうさせてしまう魅力があるんです。
「彼を支えるためなら何でもやる!」と思っちゃうんですよね。
とにかく「ドテライ男」です。
因みに、入社当時は男所帯に面くらい、男社会に圧倒されてましたが、今では私も立派な男に成長しました。ありがとうございます。
では、最後に監督へ一言。
自分ばっかり良い思いしてないで、私にもいい男を紹介しなさい。あと私のCDとか本を無断で持って行くのはやめて下さい!
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